今回はこの内容にて進めさせていただきます。
先に書いてしまいますが、現状RPA作成に最も適した言語はVBAだと思っています。
業務を自動化するものがRPAとしますと、業務の大半はエクセル、アクセス、IE上で行われている、もしくはこれらで閲覧可能なデータ形式で保存されています。その扱いに特化したVBAは他の言語に対して圧倒的に優れていると思います。
ただ、そろそろ限界が見え始めているのも実情で、次世代のエースと考えられるPythonのRPA開発言語としてのメリットを書かせていただこうと思います。
①文法がシンプルで初心者が覚えやすい言語である。
Pythonは海外では小学生がスクラッチと並行し最初に倣う言語です。そのくらいに習得が容易です。RPAの場合、他のプログラムと比較してメンテナンスの頻度が高く、外出時に他の方がメンテナンスを行いやすいことが条件となります。出版されている本の種類が多く、ネット上の情報も多いです。
②オープンソースの言語である。
無料で使えるのは大きいと思います。有料の言語は社内で使うにはその都度手続きが必要となりますし、多人数で使うことも難しいです。
③インタプリタ言語である。
他の多くの言語はコンパイル型と呼ばれており、プログラムを実行する際、コンパイルと呼ばれる作業を毎回行う必要があります。それに対してPythonはインタプリタ型と呼ばれており、コンパイルの必要がなく、一行一行順番に実行されます。これにより動かしては確認、動かしては確認といったRPA独特の開発をお粉やすくなりますし、エラーで止まる場合もどこで止まったか発見しやすく、メンテナンスも頻度も高いRPA用としては大きなメリットになっています。インタプリタ型言語は動作が遅いという欠点がありますが、人間の動作を再現するのがRPA、人間と比較すれば圧倒的に早く、速度の遅さが問題となりません。むしろ動作の間に待機時間を挟み調整することの方が多いと思います。
④ライブラリの豊富さ。RPAとして必要な機能をすべて持っている。
ブラウザ操作自動化のSelenium、画像認識のOpenCV、エクセル操作のOpenpyxlとRPA作成に必要な機能は全てそろっています。
⑤AIの開発がPythonに統一された。
これを言っては身も蓋もありませんが、私はRPAエンジニアは一生それだけで食べていける仕事だとは思っていません。将来はRPAエンジニアの仕事も自動化される日が来ると思います。その時に備えるためにも、また自動化できる範囲を広げるためにもAIの活用と習得は必須で、それができるPythonはぜひとも使いこなしたい言語となります。
⑥一度書けばどこでも実行できること
これはJAVAとも共通する、Pythonの重要な特徴です。Pythonは一度コードを書くと、ウインドウズでも、Macでも、Linaxでも、どこでも動かすことが可能です。現状業務用PCはウインドウズ10を使用している場合が多いと思いますが、将来新しいOSに切り替える場合もコードをそのまま使用できる可能性が高いです。
いかがだったでしょうか。書店に行ってもPythonについて扱っている本はとても多く、おそらくたくさんの方が勉強されていると思います。RPAにも適した言語ですので、ぜひチャレンジいただければと思います。
댓글