前回インストールを行ったSeleniumBasicですが、ごめんなさい、実際に使用するにはあと少し設定が必要です。引き続きご説明させていただきます。
WebDriverの準備
WebDriverはSeleniumBasic、さらには本家のSeleniumでも使用する重要なソフトです。
上の図がSeleniumBasicの大まかな仕組みです。VBAからSeleniumBasicに指示を出す、それを各種ブラウザに対応したWebDriverが受け取り、ブラウザに指示を出します。
なぜこういった複雑な仕組みとなっているかですが、一番の原因はブラウザのバージョンアップです。ブラウザは常時バージョンアップされており、時として全く別の物と呼べるほどの更新も行われます。その際、SeleniumBasic自体をインストールしなおすのではなく、WebDriverと呼ばれる小さなソフトを入れ替えることで、同じVBAを引き続き使用することが可能です。
WebDriverはSeleniumBasicに初めから含まれていますが、バージョンが古くおそらくそのままでは使用することができません。
今回は例として、Google Chrome用のWebDriverを差し替えます。
Google Chrome用のWebDriverは、こちらからダウンロードすることが可能です。
そも前に、ご自分のPCのクロームのバージョンを調べます。頭の2桁の数字が重要です。今回は79です。
先ほどのページでダウンロードのボタンを押します。
79がありました。こちらをクリックします。WebDriverに関しては、新しいものをインストールすればよいわけではありません。ご自分のブラウザと同じ番号のものをダウンロードしませんと、相性の関係動かない場合があります
ウインドウズPCの場合、末尾がwin32.zipとなっているファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルは、SeleniumBasicがインストールされたフォルダーに置いて完了です。党外のフォルダーにはすでにchromedriver.exeが存在すると思いますが、上書きしてしまいましょう。
今回はここまでとさせていただきます。あと少しで準備完了です!
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