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執筆者の写真まあさ

アウトルックVBAの重要性について

一般にVBAといいますと、エクセルとアクセスで使用することが多いのですが、忘れられていることが多いのがアウトルックです。


書店に行っていただくと明確ですが、エクセルVBAについて扱った書籍は多数置かれていますが、アウトルックVBAについて扱った書籍は皆無です。


ではアウトルックVBAの必要性が低いかといいますと、そのようなことはありません。皆様、普段の業務を思い出してください。エクセルを触っている時間とメールを触っている時間、どちらが長いでしょうか?メールの方が長い、という方も多いのではないでしょうか。


業務で使用している時間が長いという事は、自動化した場合の効果も大きいことを意味します。現状RPAエンジニア、VBAエンジニアを名乗る方の中でもアウトルックVBAを習得されている方は稀なのですが、これを習得することでさらなる業務の効率化、自動化できる範囲の拡大を期待できます。


次にアウトルックVBAの具体的活用例を挙げさせていただきます。

・エクセル、もしくはアクセス内のリストをもとに関係者に一斉メールを送信。

・受信した注文メールをエクセルに取り込み一覧表に集計、添付のエクセルファイルを自動でダウンロードし一覧表に集計。

・ご送信防止(誤って他社の方にファイルを送る。)

・他の自動化ロボットの起動が成功、もしくは失敗した場合に関係者に自動メールを送信。

・送付先アドレス、得意先に応じて署名や共有メールボックスのアドレスを自動切換え。

・特定の文言を含むメールを受信した場合、別のRPAを自動実行。


いかがでしょう?アウトルックと他のメーラーを比較した場合の最大のメリットはVBAの存在にあります。これによりエクセルやアクセスとの連携が容易になっているのです。


アウトルック以外のメーラーを用いている方も、アウトルックの導入を検討してみる価値はあると思います。


アウトルックVBAを習得する場合、書籍が存在しない関係、ネットの情報に頼ることになります。正直ネット上の情報も乏しいのが実情ですが、心配はいりません。


アウトルックVBAはエクセルやアクセスVBAと異なり、ほとんどバリエーションが存在しないからです。


行、列、シート、セルの書式。無限とも言えるバリエーションが存在するエクセルやアクセスと異なり、アウトルックはTO、CC、BCC、本文等数えられる程度の項目数しかなく、順番が入れ替わることもありません。


おそらくプログラマーが自分でゼロから組む必要はなく、ネット上にあるサンプルを微改造する程度で大抵の自動化が可能でしょう。










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